堂本兄弟がおわったよるに

らぶらぶあいしてる、どうもときょうだい、しんどうもときょうだい
と続いてきたきんきの音楽番組が終わってしまった。





正直録画しっぱなしのことも多くて熱心な視聴者ではなかったけれど、うちには視聴率の機械はついてないので、視聴率を上げて番組を支えることを怠ったとかそういうこととは無関係だと思う(という言い訳)。第一ほとんどの家は視聴率とは無関係なわけで、視聴率が下がることを防ぐってどうするんだろうね。
って話がそれた。この番組で新しい視聴者を増やすのは難しいと思うのだけど、逆に言うとこれだけの長寿番組なので見続けていたけどいきなり見るのをやめる人も少なそうだし、番組が終わった理由は視聴率がどうのこうのとか人気低迷とかではないのでしょう。上の人が変わった、局の方針が変わった、とか。どれにしろ番組が終わるのは悲しいしやりきれない。上の人見る目がないなーっていうのはふぁんの目線ではあるが、普通に考えて、18年続いた、男女分け隔てなく好感度高い脂の乗ってきた二人組を独占してる番組を終わらせるのもったいないよね。


私はきんきのふぁいこんに初めて行って、「きんきって東京ドームで生バンドでやるの!?ちゃんとしたライブなんだ!!」ってびっくりして、それでどっぷりきんきが好きになったんですよね。今はマイペースにだけど相変わらずきんきの音楽が好きでゆるゆるファンをやっている。歌ってる二人が好きだし、二人の歌が好きだし、音楽を作る二人だからこそ好きなんです。

その惹かれた部分て、たくろうさんとらぶらぶをやった賜物だよなーとしみじみ思うのですよね。推し量るに、十代そこそこのアイドルなり立ての引っ込み思案な子たちが、気難しいアーティストやミュージシャンの相手をするのは、最初は相当に大変だったと思う。絶対怖いよ(笑)。でもそこで真剣に挑んだからこそ、年嵩のすれたミュージシャンにかわいがられて、ギターも手取り足取り教えられて、音楽的な経験の積み重ねができて・・・これって本当に貴重な経験だったはず。かわいがられ方の一例としては、泉谷しげるが心配そうにしのら含む三人のバンド演奏を息をひそめて見守る画づら。あれは屈指の名場面です・・・。

そんなこんなで、やがて自分の音楽を自分自身で作る力を二人それぞれが築き上げて、アイドルの手慰みじゃない、アーティストとしての自作曲がどんどん作品になっていく。これこそがこの番組から得た宝物だと思うし、一緒に演ってたミュージシャンたちも何よりうれしかったんじゃないかなー。番組を通して若く個性あるシンガーソングライター育てたんだもんね。The Night before your Birthdayも名曲でした。らぶらぶは、いうならば部活動みたいな、やっている最中はぐだぐだだったりいやなことも多いけど、振り返るときらめいている、共に成長した時間、そんな番組だったのでは。


とにかくアーティストとして育ててくれた番組に感謝しているので、本当にさびしいです。今日のライブでもたかみなが歌上手くなってるのが感慨深く(最初は下手だし歌うことになれてなかったよね。それがあんなふうに自然にライブで歌うようになり・・・)、やっぱりまだまだ続いてほしかったな、そうやってほかにも若い子を育ててあげるのもよかったんじゃないかな、と思ったり。



そしてこれからがきんきにとっては(そしてきんきふぁんにとっては・・・)正念場なのではないかなー。挨拶で二人も言っていたけれども、これで二人が定期的に、自分たち以外の曲も含めバラエティ豊かに音楽に触れる場所はなくなりました。彼らの仕事は音楽だけではないし、音楽も事実上ソロがメインになっているので、はたしてきんききっずとしてどれだけ音楽をやってくれるのか。もうお膳立てできる場所も、そしてきっと予算を持ってお膳立てしてくれる人もいなくなりました。


やりたいんだったら二人が自分たちからやりたいって言わないと、ますます年の瀬恒例年に一度のお楽しみだけで終わってしまう。事務所の言いなりなのか効率よくお金を稼がなければいけない理由があるのか、真相は知らないけれど、一年の11か月がソロ活動になるっていう想像が杞憂だと笑えないのが現実だし。

協力お願いしますって言われても私たちどうすればいいかわからない。のであります・・・、


二人が本当にやりたいと思ってくれているんだったら自分たちで動いて発信しないと、本当にできなくなっちゃうよ。っていう危機感、ますます強くなってます・・・。


長いけどとりあえず、寝ないと明日死ぬ。




最後に、きんききっずの二人、一緒にやったアーティストやミュージシャン、番組スタッフのみなさん、18年半のすべてに感謝をこめて。らぶらぶあいしてるとどうもときょうだいにありがとう。素敵な番組でした。