本心から、うえええぇぇぇ、 っとなった。いろんな意味で。

さすがフジテレビクオリティ、まさかのアンフェアと同じパターン・・・いやアンフェアはTVシリーズだけ見ても大丈夫な構成だったな(むしろ蛇足を引き伸ばしてTVSPと映画作ったような)。むしろアンフェアで味をしめてあとに続けとばかり、本編で解決しきれていないっていうか解決する気が無い分いっそうタチが悪い・・・。フジを信じた私がバカだった。



ということで、「SP」最終回、見てる場合じゃないけれど気になるから見ました。ちょっとこれは・・・ひどい。番宣もミスリードじゃないさ。確かに、「石田総理襲撃事件」そのものは解決したね。でもそんな事件は時間がたちゃ、総理死亡でも犯人死亡でも、とにかく絶対終わるんだっつーの。
「物語の核心」は端々しか明かされてないじゃないの。黒幕だってあやふやなまま、トカゲのしっぽきりで終わっちゃったよ?新たな黒幕一味キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! で終わるってそれはなくね?

ネタばれてるから一応隠そう。

Episode-4 、井上と山西の信念は伝わったけれど、それ以外があまりにもお粗末すぎる。その二人は演技も迫力があり、見せ場も与えられ、そこだけを切り取って評価するならクライマックスの劇場シーンの二人は素晴らしかった。
でも、でも。尾形にしろ西島にしろ、あんなんでいいわけ? 井上しか総理に付いていってないのはわかっているはずなのに、自分の部下を第一に心配するのは上司や上層部の行動ではないような。西島は予定が崩れて呆然としてるんだろうけど、今まで影に隠してうまく立ち回ってたんだからもうすこし取り繕えるでしょう。尾形が黒幕一味であったとしても同じく。(情に厚いがSPとしては疑問、という像を演じているのかもしれないが) 意外に無能な黒幕って演出? それにしたってねぇ・・・・・・
総じて最後の最後でSPの仕事がおざなりになっていて、一気にご都合主義の展開に萎えた。

やっぱり45分は短いなー・・・。と感じてしまった。心理描写や過去プレイバックに時間割けないから、たまりに溜まった複線がほったらかしになってしまったのかな。

そして、このままの方向性(=尾形黒幕の上層部)で行くなら、尾形の人物像にぶれを感じてしまう。EDで部下を心配するシーンが頻発しただけに。
ていうか、あそこに井上いるのにあんなふうに簡単に密談する?
ただひとつ、最後の最後に見せた尾形の表情がすごかった。(うらぶれたサラリーマンにしかみえねぇよ・・・)ってずっと言っててごめんね堤さん。

構成の妙はあったかな。予告では「オマエあのときの子ども」→「そんなヤツを守る意味があるのか」だったのが、本編は反対。このミスリード具合。底意地の悪さに逆にあっぱれ。


とりあえず4月にSPSPやって、次はなんですか?映画?セカンドシーズン?映画はますます掘り下げが甘くなって、絶対いいものにならないからやめたほうがいいと思うよ。

気になるからぶつくさ言いながらもついてきますけどねー。あー、金城と岡田に釣られたな。悔しい。