菊地成孔『スペインの宇宙食』

菊地成孔『スペインの宇宙食』読んだ。

スペインの宇宙食

スペインの宇宙食

オツムも良くなく、食事に対する冒涜も平気でする身なので、内容について真っ当に批評なんざさらさらできるわけもなく。読み物として堪能いたしました。やっぱり芸術のある面にはセックスがついてまわるし、食を突き詰めていけば性欲がちらつくし、音楽を聴いて感じるのはエクスタシーなのかもしれないし、良い子ちゃんではこの世界を楽しみ尽くしていけんのかなーっていう自嘲というか羨望ではないがうーん。やっぱりちょっと羨望的な。


結論:色気出していこう



・・・orn
まぁ無理する必要も感じない。ヤリたいときにヤレばよかろう。



美味しいモノが分かるようになりたいと思います。舌肥えるためにはいいもの食べなきゃいけない。誰か連れてって。お金以前に美味しい店の選び方が分からん。悲しいかな庶民。


「これ面白いからー読んでみてー」と気軽に薦められない内容だが、追い詰められた感じと身を削っている悲壮さがどっしりくる。身も蓋もないけど、エロと精神負荷とチャラチャラしたものがどっさりカオスにつまっていて、しかもそれが作者の俯瞰で綴られている文章が好みなので。ウチのゼミの仲間になら薦められる(笑)