サド侯爵夫人 10/26千秋楽

昨日のマチネは『サド侯爵夫人』@東京グローブ座へ行ってまいりました。
http://www.duncan.co.jp/web/stage/sade/
オールメールで女性役のみ、きらびやかに着飾った夫人達のセリフの応酬のみで構成された舞台。迫力のある立ち居振る舞いと矢のようにやりとりされる言葉の数々、とても良かったです。昨年の『欲望という名の電車』は少し身構えて観てしまった部分もありーので、『サド侯爵夫人』の方が私にはしっくりきたかも。
私は"言葉"というものが好きで、どうしてもあきらめきれなくて、まあこんな風にどうでもいい文章でも長々とつづってみたりするわけですが、その"言葉"が中心に据えられた演出はなかなかに骨太で潔いものでした。
サド侯爵夫人の心変わりの真相にはたどりつけなかった。のでもう少し考えよう。

千秋楽だったので、カーテンコールで演出のすずかつさんが舞台に上がったのですが、周りの役者はコルセットにパニエが入ったギランギランのドレス、一方のすずかつさんはラフなジャージとジーンズお姿。・・・いやぁ、おもしろい画でした。なるべくなら、あそこには並びたくないよね(笑)

篠井さんの美しさは毎度のことですが、サラリーマンNEOからやってきた*1小林さんが意外やとても美しかった! キリキリととがった妹アンヌを上手く演じてらっしゃいました。
あー、眼福。

来年の最終章はサロメだそうです。絶対行くわー。

*1:というかむしろ「あ、阿部礼司」かな。これくだらなくておもしろいよねー。レーティングになると安易にガンダムネタに走るところとか、好きだw