黒沢薫 ニューアルバム『LOVE LIFE』発売記念スペシャルイベント

ひとつ下には芝居の感想を書いています。
ええ、当たったんですよ、抽選のリリースイベントが! 当選したことにより結果的にダブルブッキングになってしまったので、友達に迷惑をかけつつなんとか調整して行ってきました。まさかの握手会について、思ったことも率直に書いておいた。




回収されるかも・・・と思って一応写真取っといたインビテーションカードの写真。やっぱり回収された(笑)

二律背反する思いがありまして、当たるわけないしな〜と思いながら応募したんだけど、でも一方でなぜか「私これ絶対当たる気する」っていう謎の予感がありまして、だから頭のすみでずーっとライブどうしよう・・・って考えてたりしてた。イベント司会のキューンミュージックの若い人曰く、1500通以上の応募から選ばれた・・・そうです。一回200人超×二回で500人弱、倍率3倍か。1500人て母体数は、正直意外と少ないんだなぁと思ってしまったり。そうよね、CD売れない時代なんだもんね、今って発売週5000枚行けばオリコン上位なんだっけ?(ちなみに当該アルバムはオリコン20位行ったと報告およびお礼がありました。ジャニじゃ話にならないだろうが、正直これはがんばったと思う!黒ポンよかったね!)


場所は乃木坂の所属系列レコ社イベントスペースでした。たぶんここ一度きたことあるはず、就職説明会で(・・・)。ちなみに帰り際通りかかったんだけど、同じ場所にスタジオもある模様。日によってはここでレコーディングしてんだろうなぁ・・・と無駄な感慨に耽った。いや、だって、ねぇ。ちょっと事件がありまして。
行きは同じインビテーションカードもって地図見てた子と話ながら会場まで入って、そこで「今日は最後握手会とかですかねぇー」って言われたので、そんなんまったく予想もしていなかった私は「え、握手会!?!いいよそんなのー」って何故か拒否モードに入ってしまい・・・たぶん私のこと不思議に思ったんだろうなー、あの子。レコ発イベントまできといて握手会うれしがりもせず拒否する女を(笑)

まあぶっちゃけていいますと、うん。最後、握手会でした!! 隣の結構熱心な黒ぽんファンの方とたまに話していたんだけど、司会がそれ言い出したとたんまた私が「えー>< 握手会>< 困るー><」みたいな反応をしたら、やっぱり不思議(婉曲表現)だったらしくその後あんまり話しかけてくれなくなった(笑)


なんというか、複雑な心持なんだよね。舞い上がった自分に握手してくれるお仕事モードな歌手。そういう瞬間に居合わすのがちょっと億劫というか、もちろん目の前にしたら舞い上がるけれど、きっちり線引きされるよりもむしろその他大勢の中で彼の歌を聴いていたらそれで満足な気がしてしまうのです。で、もし対峙できるのなら、心のこもった言葉で自分の思いを伝えたい、この曲のどこがすきなのかどうしてすきなのか言える、そういう機会が欲しい。だからもし居酒屋で居合わせたらどうしよう・・・みたいな妄想するんだけどw


んでもまあ今日は握手会になったので、何を伝えようか・・・と思って。その直前、最後に歌ってくれた曲「LOVE LIFE」が本当に素晴らしくて。どうせ握手するなら「応援してます!」なんてつまらない話じゃなく、私がいま感じたこの気持ちを伝えたいなーと思ったんだけど、流れ作業の場で上手く伝えるのって本当に難しくて・・・だって、舞い上がるじゃん? ちょっと印象残そうと、小ずるいプライベートネタ絡めて話してお決まりの反応貰ってシメシメ、とかはしたんだけど(なんだかんだ言って計算マコちゃんな私)、本当に伝えたかった気持ちが少しでも伝わったかどうかは分からないです。でも、握手してくれた彼は、裏表のない優しい、きっと私が思っているままの黒ポンでした。最初の握手会が彼でよかったなーと思う。なんか不完全燃焼だから、別途お手紙とか書くのがいいのかなぁ。


話が前後しますがイベント本編の内容は、最初20分弱がトークその後3曲ほどのライブ最後が握手会。キューンのA&Rさん?の若い方が出てきて、司会進行。そして彼、何故かこのイベントで大フィーチャーされていた(笑)

近作初回盤に入っていた怪作DVDムービー、その名も「薫のLOVE LIFE」・・・え?40過ぎてデートムービー・・・??というすさまじい映像作品(本人曰く最初からギャグ映像、関根勤さんのカンコンキンシアターリスペクトだそうだが、見てるほうがすさまじく恥ずかしい)っていうのがあるんですが。(ティザームービー貼っちゃえ!)

あと、デートムービーだけ見られて引かれても困るから本業のほうも、はっとくね。笑

彼、実はカメラの向こうで薫の相手役をやっていたのです。ということで、ここだけの特別編集版「○○○と薫のLOVE LIFE」で、彼がフレームインしたバージョンの映像を見せられました・・・。いいの、この内容で・・・w 私はおもしろかったけど、ファンのお姉さま方これでよかったのかなww ダメ押しが、黒ポン曰く「ボーイズラブ版でした」。いいのその言葉の選び方!?自分で言うのそれwww


トークコーナーが終了して、ライブパート。バックはばりさん(DJばりK〜ん)一人。集いでもやっていたのでまあやるだろうと思っていた「Break it down」で始まり。ダンスは控えめで、安心しました。しかしトークでずっと座っていたからか、ライブになっても誰も立とうとせず、椅子に座ってビートのあるR&Bを聞くのがどうにもむずがゆくて困りました。なんというか・・・ライブハウスじゃなくてイベントスペースなのも相まって、学芸会の出し物見てるみたいな雰囲気。舞台と客席の乖離感が、すごかった(気持ちとかじゃなくて、あくまで見た目のね)

二曲目は「金星 〜twinklin' by the sea〜」。黒沢氏おもいっきりBメロの歌詞間違い、サビまで歌えなくなる(笑) 曲エンドでウクレレ取り出して一生懸命演奏してましたが、かなりたどたどしい。みんなハラハラ見守る父兄のようで、学芸会感再び・・・(笑) 新曲の部分が終わるとたどたどしさも少し薄れ、サービス?で前作アルバムから「遠い約束」をワンフレーズ歌って、すぐに「LOVE LIFE」に。LOVE LIFEはワンフレーズ自分のウクレレだけで歌ってからバックトラックありに移行。


ここでLOVE LIFEがきた時点で、ああもうライブ本編としては終わりだなーと悟る私。アンコールやって終わりかなーとも思ったり(も想定外の握手会だったわけなんですが。)
とにかくここで歌ってくれたLOVE LIFEがとってもよくって、今日これてよかったな〜と思いました。実は別にそんなにぴんときてなかった曲ではあるんだけど、生で聞いて、とってもしっくり心に落ちてきた。アルバムのライナーノーツに書いてあった言葉をふっと思い出したのです。


「コンセプトは愛を巡る8つのショート・ストーリー。男女の1対1の愛からもう少し変化している。(前作から)8年間という歳月で僕も年齢を重ね、震災もあったり、恋愛に対しての考えも変わったいわゆる『普遍的な愛』『ユニバーサルな愛』を描いてみたかった」


そう、今の黒ぽんがこういう心持で歌っているんだな、というのが一番伝わる歌でした。最近のゴスはプライベート出さないんだけど、彼はもう子供もいるそうだしねー。もちろん愛だの恋だの歌ってる曲もアルバムに入っているし、それを否定しているのではなく。今の彼は、そういう気持ちを持っていた頃や、そうった気持ちそのものを包み込む一段上の優しさを持っていて、それが隠されることなく染み出ているような、そんな感じ。とってもいい曲です。ちなみにこれ歌詞が西寺郷太さんなのよ!

http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND145888/index.html


とまあ誰も興味ないレポをこんだけ長く書いたのは、貴重な体験を残しておきたかったからです。推敲してないけどあげるよ!3曲しか歌ってくれなかったので、8月のビルボード東京でのライブがとても楽しみになりました。