吉井武道館2010!

吉井和哉 吉井武道館2010@日本武道館 2010/12/28


興奮冷めやらぬままにこれ書いてます。なんで今までろくに感想も書いてないのにいきなりやねん、て思われるでしょう・・・あれやこれや、記念的な行事にいろいろ行かせていただいているのにまともな感想も書かずのくせに・・・うん、私も思う。


でもこの思いを吐き出さずにはいられない。

わかった。
吉井のライブはアドレナリンがドバっとでるんだな!!!!!




素晴らしかった。不満のひとかけらもない完璧に楽しいライブ。だから吉井武道館にはなんとしても行きたいと思っちゃうんだよなぁ。これ体験しないで死ぬ人は人生損してるよ!*1

年末は公演数が少ないから、喉の負担は気にせず好きなように歌ってる気がします。今日もガンガン張り上げてた。


カバー曲がけっこう多めだったのかな。不勉強な私は知らない曲が多いんですけど、吉井武道館でカバーするときはいつも独特な意訳詞をつけて、スクリーンに流しながら歌うのでわかる。それが3曲ぐらいあった。
その中の一曲で、こないだのジョンレノンスーパーライブでやりました、とビートルズの「across the universe」をやってたんですが、実は偶然にもこないだ宇多田ヒカルもこの曲をライブでカバーしていて・・・。
なんとなく、吉井和哉のは「嘆き」で、宇多田ヒカルのは「祈り」(おそらくはかなわないかもしれないという意味合いを含んだ、wishの方の祈り)だなぁとぼんやり思いながら聞いていました。


どの曲もどの曲も素晴らしくて、ライブ映えする・・・というか吉井の曲はライブで聞いた方が断然いい。去年あたりから1stアルバムの曲がよくなったんだよねー。今回も、「20 GO」とかよかった。
そして今年はイエモンの曲も何曲かやってました。私が把握できたのは「シルクスカーフに帽子のマダム」と「アヴァンギャルドで行こうよ」。
特にアンコール一曲目で、12/28*2の大切さを語ってから「20代半ばで作ったブルースを」と歌い始めた「シルクスカーフ〜」は圧巻だった。あまり曲になじみがなかったけど、そんなの関係ないもんね。ぐっと引き込まれるし、コンセプトアルバムだった『ジャガー・ハード・ペイン』の中の彼らが乗り移ったかのような感じすらした。

あいかわらずWEEKENDERとビルマニアとFINAL COUNTDOWNの盛り上がりはすごい。いま風の言葉でいえばアゲアゲすぎる。アンコールラストのファナカン盛り上がりすぎ。ひっさしぶりに飛んだ〜。武道館のスタンドで飛ぶのはちょっと怖い〜。


私の中で日本武道館が一番似合う人は吉井和哉になってんですけど、正直吉井さんに"ロックンロール"って言葉を宛がうのはなんか違和感があるのよ。吉井さんが歌うからあんな風に聞こえるけど、イエモン曲にしろソロ曲にしろ実は演歌(艶歌)だし。(笑) でも私にとっては最後の"ロックスター"なのかもしれない。演奏もレイドバックとかそういう言葉が当てはまる部分も多いし、なんか外タレ風情というか、とにかくステージに立ってる彼は歌も姿も無敵だと思う。いつも「吉井和哉になら遊ばれてもいい!」と言っている私。だって正直あの人男としてはダメ男でしょ。ダメ男だからあんなぐずぐずドロドロないい歌が作れるのだろうと思って幾星霜。



衣装メモ。まずは背中にユニオンジャックしょった赤いロングコートを羽織り登場。2・3曲やって脱ぐとミリタリー風?のシャツみたいなジャケット(ヒロトが革ジャンじゃないときに来てそうなやつ)で、背中がヒョウ柄。遠目には一瞬ヒョウ柄ちゃんちゃんこに見えた(笑) アンコールはこれまたなんかマーブル模様?とにかく派手なロングコート風の羽織り物。あの身長あの細さでロングコート着られるとたまんなくかっこいいよなー。憎いロックシンガーあんちきしょうすぎる。


見てるときにいろいろ思い出して、(JAMやってたときもあったな〜)とか(ソロ初のツアーは、今はなきベイNKホールに観に行ったなーオールスタンディングでつぶされそうになりながら3列目とかで見てたなー)とか(そういえばもう忘れかけてたけどソロは最初YOSHII LOVINSONとか言う謎の名前でやり始めて、ちょっとびっくりしたなー吉井和哉になってくれてよかったなー)とか走馬灯のように振り返っていたので、MCで「来年改名します〜」とか言い出したときにはぎょっとした。結局「吉井がじゅまる」という悪い冗談だったのでよかったが。しかしなぜ、がじゅまる・・・笑 わりとみんな対応できなかったのかおもいっきりスベっていたのだが、「お前のせいだっ!」となぜかよしふみくんのせいにされていた。がんばれよしふみくん・・・。「東京ブギウギ」カバーしてバンドが順繰りに歌わされていたとき、わざわざサングラス用意して井上揚水のマネしてたよしふみくん・・・。まいらぶドラムよしふみくん・・・今回もよしふみくんfromトライセラトップス、がドラムでうれしかったです。
そういや吉井的に「かもーね」と語尾につけるのが流行語らしく、MCでひとしきり使った後客性からかもーねかもーねと呼ばれて困っていた。笑 改名話で「かもーね!」と叫ばれて、「吉井かもーね?かもーね和哉?w」と迷っていた。笑


私の大好きな「call me」はやってくれなかったけど、それがまったく不満にならないの。思いかえすたびにすっごいライブだったなあ、と感じるんだろな。来年のツアーが楽しみです。絶対いくし!!

と、酔っ払った頭でがーっと書いた文章を挙げてしまうぞー(明日読むのが怖い)



あーーーーー楽しかった!

*1:*もちろん人には趣味嗜好があり、吉井が好きではない人も星の数ほどいるとわかっている。が、ライブ中は半ば本気でそう思っているかもしれない。そんぐらい夢中

*2:*吉井和哉が初めてボーカリストとしてライブに立った日、だっけかな。「そのときはとてもとても嫌で〜。ずーっと代わりのボーカルを探し続けてたんですけど・・・見つからないままバンドは解散してしまいました。かなわぬ夢でした。笑」 とMCで笑いをとっていた。